『ITの防犯意識』

(2005/6/14)


ITやインターネットの世界は、仮想世界、いわゆるバーチャルな世界と思われるかもしれません。しかし、本当は現実の世界と変わりません。防犯対策にしてもそうです。

現実世界では、防犯対策として、いくつかのポイントがあります。

玄関では、ピッキング対策があります。ITでも同様に、勝手に侵入されないように、ファイアーウォール(防火壁)と呼ばれる機器などを使って守ります。

玄関だけではなく、裏口や、窓の鍵も大切です。最近では無線LANもよく使われるようになりました。通信線が不要で便利な物ですが、無線LANでは、いわば大声で話をしているのと同じなので、信号を暗号化するなど、対策が必要です。

巷では、「オレオレ詐欺」などの犯罪が横行しています。ITでも、電子メールやホームページ等で、あたかも本物の請求であるかのように見せかけた「架空請求詐欺」や、本物の企業等からの連絡、ホームページであるかのように見せかけ、個人情報等の重要な情報を奪おうとする「フィッシング詐欺」などが横行しています。

また、仮想世界だけではなく、実際に侵入してパソコン等の機器や、フロッピー、USBメモリなどの盗難や、内通者による窃盗もあり得ます。現実世界の防犯対策も、また大切なのです。

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鎌田勝浩
kamada@kil.co.jp
2005/6/14初稿